【A350国内線ファーストクラス】日本航空JL329便 羽田→福岡搭乗記 … ファーストクラスは2列目がおススメ(2019.9.6)
■搭乗&シートチェック
出発時刻20分前、搭乗口11にやってきました。いよいよA350のファーストクラスに搭乗です。従来のファーストクラスから大幅にリニューアルされたシート&装備、その乗り心地はどんなものか、ワクワクしてきます。
優先搭乗で搭乗します。おっと、今回は前方2つのドアから搭乗のようです。「左の搭乗橋」へ行くのは、ニューヨーク行きのファーストクラスに搭乗して以来でしょうか。
入口で丁寧なごあいさつをいただき、いざ座席へ。席は1K、進行方向右側最前方窓側です。こちらが新しいファーストクラスのシート。従来のフカフカ感がたっぷり出たシートより、いささかプレーンに感じます。シックで大人っぽいイメージを演出するためか、シート、内装も黒が基調、しかも直線的なデザインです。なんかANAっぽくなった感じが…。
シートに座ります。見た目よりもお尻が沈み、ゆったりと座ることができます。そして前のモニターを見て…なんと個人用モニターが左にオフセットしています。これはいただけませんねー。フライト中、モニターを見ていても目線が常に左にずれるので、落ち着かないし疲れます。更に、シートポケットは隣の1Hの方と共用。足元が広くて圧迫感がなく、トイレにも行きやすいからいいかな、と従来のファーストクラスの感覚で座席予約をしましたが、完全に失敗です。
モニターをもう少し大きく撮影してみましたが、こんな感じで常に横ズレ状態。隣の方も落ち着かないと思うんですよね。これ、どうにかしてほしいところ。なお、後ろの2Kの様子は、相互リンク先である気ままに飛行機人プログのタヌキ猫さんの「JAL A350 羽田(JL306便)フライト ファーストクラス 編」で紹介されているので、比較してみてください。同じ料金払うなら、絶対2Kがおススメです。そして、1Kと反対側の1Aもおそらく同じ状況かと。座席指定の時は要注意ですね。
座席周りをちょっと見てみます。アームレストの肘のあたりにコンセント。これまでのファーストクラスは各席にバッテリーが置いてあったことからは大きな進歩。
アームレストの上には食事のメニュー。出発前にCAさんがドリンクのオーダーを取りに来るので、一通り目を通しておいた方がベターです。なお、お隣りさんとは大きなセンターディバータ―で仕切れるので、プライバシーはばっちり確保できます(都合で撮影できず)。
■離陸&インフライトサービス
出発時刻になりましたが…ちょっと遅れているようです。
18:23プッシュバック開始。周囲はすっかり暗くなっています。
この画が好きです。モニターがオフセットされていて残念ですが、、、インフライトサービスに期待して、行ってきます!
上空はまだマジックアワーといったところでしょうか。地上の夜景とのコラボがきれいです。
シートベルト着用サインが消えて、オットマンを出してくつろぎます。お隣りさんがシートポケットは使いませんよ、とおっしゃったので使わせていただいたのですが、共用ってのもねぇ…。
食事のサービスが始まるので、テーブルを出します。ウッドのテーブルはいい感じですが、以前よりも少し小さくなった感じです。
◇ファーストドリンク
・白ワイン ヴィラ・ピエリ・ピノグリージョ2017
ピノグリ好きなので◎。おつまみのあられとはちょっとあいませんが…
◇夕食
・冷菜
森林どり醤油漬け
蔵王JAPANXの蒸し豚
・メイン
宮城県産帆立の石渡商店XO醤ソース
・ご飯、汁物
俵御飯(プレミアムひとめぼれ)
宮城県産やきばら海苔の味噌汁
・赤ワイン
シャルル メラ コート デュ ローヌ ルージュ 2016
メインの帆立のXO醤ソースが非常においしかったです。俵御飯が進む一品。
本当なら白ワインでしょうけど、XO醤の味が結構濃かったので、赤ワインでいけました。
デザートは「A350就航記念、REDジュエル」。仙台市のCafe MythiQue提供のデザート。とてもおいしくいただいたのですが、写した写真を後で見て、なんと文字がさかさまに…。ここはご愛敬で。
ワインが空になりそうになった頃を見計らって、CAさんが「おかわりをいかがですか~」。なんとも絶妙なタイミングで…ここがFive Star Airlineゆえ。思わず頼んじゃいました(笑)。
途中、トイレに立ちます。キャビン入り口にある大きな鶴丸。カンタスもカンガルーのロゴが入口でお客様を出迎えますが、それと同じですね。
化粧室は普通席と同じですが、シックで高級感のある内装になりました。いかにも飛行機のトイレ―、から脱却した感じはいいと思います。
■着陸
結局最後までモニターのオフセットが気に入らず、オーディオサービスで定番JET STREAMを聴きながら夜間飛行を楽しみます。やがて、飛行機は高度を下げて…きれな夜景が目に飛び込んできました。
福岡空港混雑とのことで、海上で旋回して待機してから着陸態勢へ。前輪が出ました。
20:12、無事着陸。着陸風景を見るのは前輪のモニターの方がいい感じがします。
■A350ファーストクラスは2列目!
この記事では繰り返しになりますが、A350の場合、窓側に座るなら2列目がMUSTです。モニターのオフセットが気にならず、またシートポケットをあまり使用しない方なら1列目でもいいと思いますが、そうでない方は、2列目MUSTです。
今回のフライト、ファーストクラスのサービス、シートそのものに不満はありませんでしたが(とてもよかったですが)、1列目のモニターのオフセットとシートポケットの共用化、これに結構ダメージを受けて、総合的にはちょっと不満が残る結果となってしまいました。
次回は、2列目に座って比較してみたいですね。
■Flight Data
・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL329
・Aircraft: A350-900(JA01XJ), Age/ Brand New
・Depature: Haneda (HND)
・Destination: Fukuoka (FUK)
・Cabin: First Class
・Mileage: TPM 567mile (1,631mile accumulated)
・FOP: 1,818FOP
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コメント
ぱぴるすさん、情報ありがとうございます。
1月に札幌往復で350に乗るのですが、1Aから2A&2Kに変更いたしました。先日福岡線でCLASS Jのバルクヘッドに乗りましたが、ちょっと違和感があったので。
投稿: 六さん | 2019/11/11 11:37
六さん
コメントありがとうございます。
クラスJのバルクヘッドに座られましたか。違和感…どんな違和感でしょうか。多分、私が今回感じた違和感と似ているのでは?ちょっと気になります。
この記事がお役に立ったようで、よかったです。搭乗されたらぜひその感想などいただければと思います。
投稿: ぱぴるす | 2019/11/11 19:41
ぱぴるすさん
Jのバルクヘッドはシートポケットは2つありましたが、
ディスプレイまでが遠く、備え付けのイヤフォンのコードはぎりぎりの感じでなんだか肩が凝りました。
少し通路側にシフトした遠い画面をタッチするのが大変でリモコンを使いましたが、ちょっと操作がオーバーシュート気味。
おまけにバルクヘッドの壁紙の継ぎ目が浮き気味になっていてちょっと残念。
といった感じです、テーブルは面倒なので出さなかったのでそこのコメントはないのですが。
投稿: 六さん | 2019/11/12 11:07
ぱぴるすさん
こんにちは~。
Fクラスなんだから、バルクでもシートポケットは
2つ設けて欲しかったですね!
あと、やはり、先頭席のモニターで見る離発着の様子は、特に臨場感を感じました♪
2月のDFOキャンペーン時には、A350 Fクラスを
1回は搭乗してみたいです。多分、FUK当日アップで(笑)。
投稿: ginger | 2019/11/13 10:43
ぱぴるすさん、こんにちは!!
A350-900 ファーストクラスの模様
拝見させていただきました!!
やはり、おっしゃる通り、画面がちょっと
隣に寄っているのが気になるところですし
これだと、いやでも隣の人の画面が
気になってしまうのかなぁ~と感じました。
また、前のポケットに関しても
なんで隣席と共用という形にしたのか
首をかしげてしまいますよね。
だって…ファーストクラスですもの
自分で撮った写真でもやはり
真ん中席はシートポケット
隣席と共用になっていましたので
これは頂けないなと感じました。
また、なんとなくANA化したシート…
これは確かに…と感じたところです(笑)
タヌキ猫としては
やっぱり夕食時間帯でのフライト
を選びたいなぁ~と
記事を拝見して思ったところですが
ホント確保するのが難しくて…
あの記念のお菓子も
是非是非で食べてみたかった
ところですが(笑)
タヌキ猫でした。
投稿: タヌキ猫 | 2019/11/13 12:49
六さん
A350クラスJバルクヘッドのレポ、ありがとうございます。
これを読むとファーストクラスの最前列と同じような感じですね。
ファーストクラスの1列目の違和感は機首に向かってボディが絞られている曲線に無理やり合わせて席を置いたためでは?と思っています。
A350のシート選びは慎重に、ですね。
投稿: ぱぴるす | 2019/11/14 04:10
gingerさん
コメントありがとうございます。
そう、ファーストクラスなんだからー、ってところが本当に引っ掛かります。
一方で、先頭席で見る離発着の様子は、確かに臨場感たっぷりです。モニターが横にオフセットしていなかったらもっとよかったんですけどね。
2月のDFOキャンペーン、ダイヤを見るとA350もかなり投入されて便数が増えているようですので、空港で当日アップも十分狙えるかもしれませんね。もちろん、早めの空港到着はMUSTと思いますが。
投稿: ぱぴるす | 2019/11/14 04:16
タヌキ猫さん
こんにちはー。
この記事とリンクさせていただいたタヌキ猫さんの記事、比較すると1列目と2列目でずいぶんと違うなーと感じました。
JAL国内線のトップクラスであるファーストクラスですよ?こんなのでいいの?とやはり首をかしげたくなります。新規に就航したB787の国内線仕様ではどうなのでしょうか。ちょっと気になります。
1月7日以降は福岡線でA350の便数が増えるようで、夕食時間帯も3往復あるようなので、今までよりは予約しやすくなると思います。でも、特割21で、となるとやはり争奪戦でしょうかね。
A350の内装は、シック、モダンを感じさせる黒系のデザインが多用されているのですが、DPラウンジで感じるぬくもりだけは維持したデザインにしてほしいなぁと感じています。
記念のお菓子は私の好きなベリー系で◎でした。トップの文字が逆さにならなければ…(笑)。
投稿: ぱぴるす | 2019/11/14 04:28
先日札幌→羽田便でA350普通席に乗りました。A350だと普通席最前列はバルクヘッドなんですね。今までは壁ではなくクラスJの椅子で、荷物を収納するつもりだったのでちょっと焦りました(笑)
モニターとUSBポートは壁に設置されているため、充電するときは短いコードだとちょっと厳しいかもしれません(リクライニングしないで1メートル強のケーブルでほぼ余裕なかったので)。椅子の下にもコンセントはあるのですが、私が乗ったときはそちらは通電していませんでした。
モニターは夜便&前輪モニターしか付けていなかったので、映りに問題があったかは確認しませんでした。
A350だとWIFIがJTA同様に長い時間使えるのと、普通席でもヘッドレストの両側を起こせてそこに頭を寄りかからせられるのが良かったです。
投稿: なまけもの | 2019/11/24 17:01
なまけものさん
A350の普通席レポ、ありがとうございます。
普通席の最前列がバルクヘッド、と伺って、改めてJALのHPにある機内座席配置を見て…ああ、そうなんだぁと思ったところです。
モニターは目線からまっすぐの位置にあったかと思いますが、USBポートが遠いのはちょっと難点ですね。コンセントが通電していなかったというのも困りものです。
何だかんだ、やっぱり3クラスともバルクヘッドは要注意、ってところでしょうか。
確かにA350のWiFiはこれまでのJALの方式と異なり、JTAと同じものになったため、離陸前から使用可能というのが便利です。スポットで待たされたり、タキシング中にこれまでは使えなかったのが使えるようになるのは、普段からインターネットラジオを使っている私には好都合です。
普通席のヘッドレストの両端が折れ曲がるのは、海外の航空会社で結構見られますよね。JALもこれがスタンダードになっていくのだと思います。
投稿: ぱぴるす | 2019/11/25 02:46
ぱぴるすさん、こんにちは。
先日FOP2倍キャンペーンでA350のファーストクラスに乗ってみました。座席は2Cにしたのですが…
A350は黒を基調としているので、落ち着いてはいるのですが、特に通路が狭く感じて圧迫感を感じました。
個人的にはアイボリーの座席の方が落ち着きます。
また黒だと暗いので、どこになにを探すのかお年を召した方には見えにくいと思います。
taxiの際の振動はかなり抑えられていると思うので、乗り心地は良いのだと思います。内装は好みの問題ですね。
投稿: えみちん | 2019/12/16 06:03
えみちんさん
お久しぶりです&コメントありがとうございます。
座席は2列目でしたか。ひょっとしてこの記事ご覧になって2列目にされたでしょうか。
おっしゃる通り、私もB777に導入されているアイボリーの座席の方が包まれ感があって安らぎます。見た目にも柔らかい感じがしますし。ただ、汚れが目立つので、経年劣化してくるとちょっとしんどいでしょうか。
黒はシックで上質な感じを演出しますが、一方でモノを見つけにくかったり、室内が暗い感じになります。明るいのが好きな日本人には、慣れるまでちょっと時間がかかるかもしれません。
乗り心地は、、、体験された通り、私もとてもよいと思います。国際線ファーストクラスで乗ってみたいな、と思っています。
投稿: ぱぴるす | 2019/12/17 06:49