【A350初便】日本航空JL317便 羽田空港オープニングセレモニー(2019.9.1)
■記念搭乗券発券
朝8時半、期待を胸に膨らませ、羽田空港第1ターミナルにやってきました。まるで初めて飛行機に乗る子供の用ですが、このワクワク感がたまりません。
南ウイングです。特段、普段と変わりなし。特別なサインがあるのを期待したのですが、なんだー、何もないじゃん…と、期待外れ。
通常はJALカードで「タッチ&ゴー」ですが、記念にと搭乗券を発券してもらうため、ひとまずファーストクラスチェックインカウンターへ。
2019年9月1日 JAL317便。A350初便の記念すべき搭乗券です。搭乗券を見て…手に入れることができて本当に良かったです。カウンターで、搭乗口でのセレモニー開始時刻を伺うと、11:20~とのこと。おそらく大混雑になるでしょうから、早めに行った方がよさそうです。
■展望デッキでA350を撮影
いくら搭乗口が混むからといっても、さすがにまだちょっと早いので、展望デッキに上がってみます。
と、エスカレーターに乗ろうと真ん中の吹き抜けを通った時に、何やらイベントの準備をしている様子が目に入ります。伺うと10:00からA350のオープニングセレモニーでテープカットなどをやるとのこと。一般エリアでもイベントやるんですね。
A350から採用された新シートが展示してあります。セレモニーのあとは自由に見学できるようです。
いったんこの場を離れて、展望デッキへ。おおー、今日もにぎわっています。9番スポットからの出発、撮影のためのベスポジはすでに占拠されています。
ガリバーズデッキからA350を撮影。すでに準備万端といったところでしょう。手前はタキシング中のB737-800。
オリンピック塗装のJA601J。奥のJA652Jとともに、(私にとっては)珍しいB767の並走。
こんなのを撮ってみたり…と、A滑走路に着陸する飛行機をのんびり眺めて、しばし時間を過ごします。
■オープニングセレモニー・1
9時半を過ぎて、再び吹き抜けの方へ戻ります。だいぶ人が集まってきました。係の方から出席者や式次第が紹介されます。エアバスからもえらいさんが来ているようです。
とここまできて、オープニングセレモニーを見てから搭乗口へ向かおうと思ったのですが、搭乗口でのセレモニーの場所取りの方がはるかに壮絶だろうと、こちらはあきらめて、制限区域に入ります。
ラウンジへちょっと寄って、おなかを満たしておきます。なんせ12時過ぎに出発、14時前に到着、しかもその前にセレモニーとなると、お昼を食べる暇がなく、お腹がすくので。
■オープニングセレモニー・2
食事を早々に済ませて、急ぎ足で今日のイベント会場となる9番搭乗口へ。と、すでにA350、シップナンバーJA01XJがスポットイン済み。あー、たぶん食事している間に入ったんだなー…スポットインするところ写真に撮りたかったのですが、ダメでした。
そうこうしているうちに、イベントのバックウォールが搭乗口前に立ちます。JALファン、一斉に集合、シャッター音の嵐!でも皆、整然譲り合い。一緒にいて気持ちがいいですね。
で、この後どうなるのかな?と思っていたら、わかっている人はこのまま居座ってセンターにポジショニング。なるほど、こうやって場所を固めてセレモニーの写真を撮るいい場所をキープするわけですね。負けちゃいけないと、サイドの待合椅子を1つ確保。実はこれがベスポジでした。というのも、センターに構えていた人は、報道陣が入るからと左右に分けられ、しかも前に報道陣に陣取られと、結局センターをキープした意味まったくなしという結果に。ポジショニングは難しいですね。
11:30過ぎ、植木会長が登場。まだ本チャンではないのですが、せっかくこれだけの方がいらっしゃるので、A350の話でもしましょうかと、マイクを持たれ、一同拍手!
「ボーイングはコントロールホイール(操縦桿)だけど、エアバスはサイドスティック。そのサイドスティックのシュミレーターを操縦されて、何ら違和感がなかったことから、ボーイングもエアバスも超一流の航空機メーカーで、双方とも信頼できるメーカーだと感じた」
「その他、ON/OFFスイッチが双方真逆、工具が違ったり(ボーイングは「インチ・ポンド」、エアバスは「センチメートル、キログラム」で今回工具をすべて新しくした)」
「今回エアバス機を導入したことで、JALは本当の意味ですべてのエアクラフトを理解することができる、JALにとってまたとないチャンスであり、とても勉強になり、これからますます一流の航空会社として発展していくことができる、と確信している」
普段はなかなか聞けない、導入を決めたご本人だからこそ話せる興味深い話でした。本チャンのスピーチより面白かったですね。
そして、本チャンのセレモニー。植木会長ご挨拶では、最上級の機内空間を提供するために2013年に導入を決めて以来、6年間準備をしてきたこと、日本の空に新しい快適をという思いから、これまで以上に快適な空の旅を提供できること、A350の静粛性をぜひ耳で感じてほしいこと、個人モニターで前方と尾翼についたカメラの映像で景色を楽しめること、などが話されました。
続いて初便の機長からのご挨拶。今まで以上に安全で快適な空の旅をお届けできるというお話でした。マイクを持つ手が緊張されていましたね。
そして最後は整備士のご挨拶。整備の訓練に、A350を最初に導入した同じワンワールドグループのカタール航空の協力のもと、実際にドーハで整備の訓練をした話がありました。実機がない、ということは、やはり訓練に他社の協力は欠かせないんですね。
機長、整備士のスピーチの際、植木会長がずっとそばにいた姿が印象的でした。
私は前方横でスピーチを聞き、写真を撮っていて後ろの様子はわからなかったのですが、とにかくすごい人だかり。やっぱり早めに搭乗口に行って正解でした。
オープニングセレモニーはここまで。このあと、いよいよJL317便に搭乗、テイクオフとなります。
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コメント
ぱぴるすさん、こんにちは!!
まさに立ち会いたかった瞬間を
切り抜いて頂きましてありがとうございます!!
選定に携わった植木会長のご挨拶でしたか
また、お話がお上手ですからねぇ
写真からも面白かっただろうなぁ
っていうのが伝わってきます。
この間のシアトル就航の折は
赤坂社長によるお話でしたが…
やっぱりパイロット出身の
植木さんの方がお話は…
面白いんですよね。
なかなか撮影場所って困りますよね
就航便の折も結局、真正面は
報道関係に抑えられるであろうと
最初から端の方にいました。
結局のところ…案の定という展開にて
逆にタヌキ猫は報道と
間違われましたが…
(っていうほど荷物ないですからね)
実に貴重なものを拝見させていただきました!!
タヌキ猫でした。
投稿: タヌキ猫 | 2019/09/11 12:34
パピルスさん今日は
歴史的瞬間に立ち会えて良かったですね。
稲盛和夫日本航空名誉会長と
植木会長のお二人は、印象に残る方ですね。
ところで
現社長ってどなたでしたっけ?
聞いたこと有りますが忘れちゃいました。
それくらい印象が薄いんですが?
ちなみにANAの社長も忘れちゃいました。
広報じゃないんだから
社長が目立って良いんだか悪いんだか?
知らんけど・・・
投稿: こたつ猫 | 2019/09/13 16:57
タヌキ猫さん
返信が大幅に遅れて大変申し訳ありません。
植木社長、本当にお話が上手ですね。というか、パフォーマンスが素晴らしい。人を惹きつけるものがありますね。
今回はベスポジからいい写真が撮れました。タヌキ猫さんも立ち会いたかった瞬間、その雰囲気と内容をお伝えすることができてよかったです。
A350初便の搭乗記、遅れていますがご期待ください。
投稿: ぱぴるす | 2019/09/17 22:46
こたつ猫さん
JALの現社長は赤坂さん。確か整備畑の方のはず。
ANAの社長は興味がないので全くわかりません。
社長は社の広告塔、目立っていいと思います。
投稿: ぱぴるす | 2019/09/17 22:48