日本航空JL773便 成田→メルボルン ビジネスクラス(SKY SUITE SS8)搭乗記(2018.9.30)
■搭乗
10時過ぎ、成田空港第2ターミナルサテライト98番ゲートにやってきました。サテライトラウンジからはちょっと距離があります。
JMBダイヤモンド、JGCプレミア会員の先頭に並びます。1人並ぶとぞろぞろと後ろに人が…。皆様子見だったのでしょうか。パスポートチェックを受けた後、優先搭乗で搭乗します。
座席は1K。773便はサンセットショーが楽しめるK列がおススメ。K列は結構争奪戦です。
エトロのアメニティポーチにスリッパ、ヘッドフォン、食事のメニュー。食事のメニューが最初から置いてあるとゆっくり選ぶことができていいですね。搭乗時の座席周りのコーディネートはクルーごとに異なるので、それを見るのはちょっとした楽しみです。
さっそく持ち込んだリラクシングウェアに着替えて、脱いだものをハンガーにかけてCAさんにあずかっていただいて着席。1列目はモニターが少しだけ機内内側にオフセットしているのが特徴。下の写真、座席の真ん中に座って写しているのですが、よーく見ると気づきます。でも、実際はほとんど気にならず。
朝からの雨はやんだようですが、相変わらずの鉛色の空。と、シニアキャビンアテンダントの方のご挨拶…あっ、以前お会いしましたね。とお互いで確認。行きだけでなく、今回は帰り便も以前お会いしたことがあるCAさんに当たるのは、なかなか珍しいです。
■離陸
定刻よりやや遅れてドアクローズ&プッシュバック。
久しぶりに撮れたこのアングル。空港に来た時、飛行機の離発着の方向がいつも気になるのはこのアングルが撮れるかどうか、気になって…(笑)。このアングル、「旅立ち感」があって好きなのです。
10:50、RWY34Lより離陸。すぐに雲の中に入ってしまい、景色が楽しめたのは一瞬。
■昼食
シートベルト着用サインが消えて、食事のサービス開始。今日は、搭乗した時からメニューが座席に置いてあったので、じっくり吟味…の必要はまったくなし。というのも、エキストラで挟まっていたあるメニューに最初から目が釘付け&即決(笑)。
「メルボルン線就航一周年記念白ワイン”Dominique Portet 2016 Origin Chardonnay(ドミニクポルテ2016 オリジンシャルドネ”」。こんなの積んであるなんて、HPにもなかったかと。しかも今日が最終日とこと。迷わずいただきます。
間もなくCAさんからサーブされます。忙しいところをちょっとお願いして1枚。機内でオーストラリアワインを飲むのは、メルボルン発初便のあとの戻り便以来。
◇アミューズ・ブーシュ
・胡麻豆腐 山葵のせ
・嶽キミのムースと生ハム ミモレット
・白ワイン「ドミニクポルテ2016 オリジンシャルドネ」
嶽きみとは、青森産の糖度18度以上の甘いトウモロコシのこと。写真の右がそれですが、確かに甘くかつトウモロコシの香りが強くておいしくいただけました。白ワインはあの有名なヤラバレー産。シャルドネ独特の癖が抑えられた味だったかと。
◇オードブル
・キノコのマリネと豚のリエット
・メゾンカイザー特製ブレッド
プチアサス かぼちゃのエクメック
・白ワイン「ドミニクポルテ2016 オリジンシャルドネ」
この「キノコのマリネと豚のリエット」がまたおいしく。リエットは豚肉を脂でゆっくり煮込み、ほぐしてペースト状にした保存食。カロリー高そうなのですが、旨さには勝てず…。何より食感が好きです。
以前は冷たいことが多かったメゾンカイザーのパンも、あたためてあり◎。エミレーツでサーブされたパンを思い出します。JALもレベルが上がってきた、と思える瞬間。
◇メインディッシュ
・十三湖しじみ、鱈、帆立とシャモロックのパエリア
・白ワイン「ドミニクポルテ2016 オリジンシャルドネ」
今回の食事で一番気になっていたのがこの「パエリア」。機内食でパエリアをいただくのは初めてです。注目のお味は…結構いけます。すべて地上で事前に調理されて、機内では温めるのみとは思うのですが、さすがに本格パエリアには勝てなくても、機内でこの味なら十分に満足です。
これが食べたかったので、今日はずっと白ワインだったわけで、しかも就航記念のオーストラリアワイン…言うことありません。お好みでオリーブオイルをかけていただきます。
◇デザートのまえに
・チーズプレート
・赤ワイン「シャトー・ルデンヌ メドック・クリュ・ブルジョワ2007」
勝手に「デザートのまえに」とさせていただきましたが、毎度のごとく、ここでチーズプレート&赤ワインへ。赤ワインはカベルネ・ソーヴィニョン。グラスが陽の光に当たってちょっといい感じ。
チーズプレート、毎度のごとく、どこのチーズかわからないのですが、いつもよりおいしかったかな。これをゆっくりいただきながらワインを飲みつつ、機窓の景色を楽しむ…最高の贅沢です。
◇デザート
・りんごのプリン
・コーヒー
プリン、食べ差しでスミマセン。気づいて慌てて撮ったもので…。味、さっぱりしててよかったです。近頃のデザートはさっぱり系が多くて助かります。
9月から秋メニューになったと思われるのですが、今回のメニューはこれまでに食べたことがないものばかりで、かつ充実していたかと。いつも美味しい機内食をいただくのですが、今回は、これまでの中でもっともおいしいと感じる洋食でした。
顔見知りのシニアキャビンアテンダントの方ともワインのことで盛り上がり…。やはりオーストラリアのワインは日本ではあまり知られていないようですね。
■バタフライアイランド
オセアニア線の昼間便、シドニー発772便、メルボルン行773便の一つの楽しみが「バタフライアイランド」を見ること。
この日も期待しましたが…完全にルートから外れて×でした(写真右の「アドミラルティ諸島」付近を通らないとダメです」。日本への最終帰国便に期待!
外はとてもいい天気、かつ上空から海も良く見えたので、なおのこと残念です。
■フミコの洋食
この日はあまり眠くなく、映画、ドラマなどを立て続けに楽しみます。9月30日、プログラムはすでに10月のプログラムでした。
くつろぎながら迎えた日本時間夕方5時過ぎ(オーストラリア東部時間6時過ぎ)に夕食をオーダー。1食目の印象が良かったので、ここは久しぶりに「フミコの洋食」をオーダーしましょうか。ついでにハーゲンダッツも。
◇メインディッシュ
・黒豚のプレゼ
・ポレンタ
・ぶどう
◇メゾンカイザー特製ブレッド
・プチナチュール
・紫芋のパン
黒豚のプレゼ、美味しかったのですが、ちょっと味が濃かった…昼食が非常によかっただけに、残念です。
ハーゲンダッツは、抹茶、クッキークリーム、ストロベリーから選べました。エコノミーだと1種類のみですが、ビジネスだと選べるんですね。って実はビジネスクラスで初ハーゲンダッツ(笑)。クッキークリームをチョイス。
固くて最初はスプーンも入らないのはビジネスクラスも同じ。少し溶かしてからいただきます。
■サンセットショー
日本時間午後5時半(オーストラリア東部時間午後6時間)に日没。サンセットショーを楽しみます。残念ながらコンデジなので、色合いが変わってしまって雰囲気が出ません(涙)
773便に乗る毎に楽しみにしているのですが、なかなか「おおーっ」という感動的なシーンに出逢えません。出会えるまで乗るというのも楽しみの一つではあるのですが(普通の人には理解され難いかと)。
■最後の腹の足しに…アラカルト
到着1時間半前のオーダーストップ前にアラカルト「三元豚のカツサンド」とコーヒーをオーダー。
気軽につまめる食事は、これと「グリルチキンときのこのサンド」の2種類。グリルチキンときのこのサンドも気になりますねー。ボリュームもそこそこで、かつ味がいいので、結構好きなメニューの1つです。
■到着
今年最後の?773便、ゆったりと楽しませていただきました。21:30、予定より15分ほど早く着陸、21:40スポットイン。
お世話になった、顔見知りのシニアキャビンアテンダントとワイン談議に花が咲いたので、ご参考までにと、ビクトリア州のワイン情報のメモをお渡しして飛行機を後にします。いいボトルワイン、見つかるといいのですが…。
■オーストラリア行き最終フライト
今回の773便のフライトは、オーストラリアに「戻る」旅の最終フライトでしたが、顔見知りのCAさん、充実した1食目の洋食の機内食、メルボルン線限定就航一周年記念ワインなどなど、とても満足のいく、かつ楽しめたフライトでした。
行きのフライトの搭乗記にもちょっと書きましたが、SKY TRAXのFive Star Airlineに認定されてから、更にサービス、接客がワンランク上がった気がします。これだったら、わざわざANAに乗ろうとかは考えません。
このフライトを終えて、オーストラリア帰国便は、やはり「JAL」の伝統あるシドニー線「772便」に決めました。
それにしても、1食目の洋食、本当に良かったです。
■Flight Data
・Airline: Japan Airlines
・Flight: JL773
・Aircraft: B787-8 (JA843J), Age/ 2years
・Depature: Narita (NRT)
・Destination: Melbourne (MEL)
・Cabin: Business Class (SKY SUITE SS8) (Award)
・Mileage: TPM 5,091mile (mileage not accumulated)
・FOP: Nil
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コメント
ぱぴるすさん今晩は
私は、語学がからきし駄目なので
海外に一人旅が出来るぱぴるすさんが羨ましい~~~
なので
仕方なく国内で楽しんでます。
太平洋フェリー「きたかみ」の スイートルーム
苫小牧港から仙台港まで
2部屋しかない「スイートルーム」です。
http://nikond850.muragon.com/
投稿: こたつ猫 | 2018/10/24 21:19
こたつ猫さん
ブログ拝見しました。詳細はブログにて~。
投稿: ぱぴるす | 2018/10/26 18:42
ぱぴるすさん
はじめまして。メルボルン在住、同じくJAL好きの者です。
実はこのフライトのビジネスクラスに(マイルアップグレードで…)私も乗っていたので、思わず投稿してしまいました。ぱぴるすさんのおっしゃるように、とても気持ちのいい接客で、JALの良さが出たフライトだと思いました。
もう帰国されたようですが、これからもぱぴるすさんの温かみのある素敵な旅行記や搭乗記を楽しみにしています。
投稿: MP | 2018/10/27 07:46
MPさん
はじめまして。またコメントありがとうございます。
同じ便に搭乗されていた方からコメントをいただいたのは2回目です。
コメントにもありましたように、シニアCAさんの人柄が出た素晴らしい接客だったと思います。
数日前、帰国のために久しぶりにシドニー線に搭乗したのですが、その時も良かったです。また食事のサーブの仕方や食器の一部が変わりました。そのあたりは後日また記事にてご確認ください。
すでに日本に帰国しましたが、今度は日本から出発という目で旅行記、搭乗記を書こうと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
投稿: ぱぴるす | 2018/10/27 09:46