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2018/02/20

未だ地震の爪痕が残るクライストチャーチ(2017.11.4)

2017年11月4日 レストランに空席ができるまでの約1時間を利用してクライストチャーチの街を散策しました。

2011年2月22日に発生したカンタベリー地震(ニュージーランド地震)では、クライストチャーチ中心部で多くのビルが倒壊、日本人留学生28人を含む、185人もの尊い命が失われ、また、200人以上の人が行方不明になったと言われています。

そんな大地震から6年、クライストチャーチの街並みは、復興に時間がかかっており、まだまだ地震の大きな爪痕が残ったままでした。
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(クライストチャーチ大聖堂)

宿泊先である「Rydges Latimer Christchurch」を出て、まずは南に進むと、間もなく「Christchurch Transitional Cathedral(クライストチャーチトランジショナル大聖堂)」があります。


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地震で崩壊したクライストチャーチ大聖堂の仮設大聖堂。地震から2年が経った2013年、紙管を使って完成した仮設の大聖堂は、日本人によって設計されたそうです。すでに時刻は夕方6時すぎ、中に入ることはできませんでした。後で見る大聖堂の無残な姿から、当初計画の10年を超えて使うことになるのではないでしょうか。
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大聖堂から西へ、クライストチャーチ中心部に向かいます。このあたりにあったビルは地震で軒並み倒壊。日本人留学生28人が亡くなったCTVビルはトランジッション大聖堂のすぐ隣、この一角です。ご冥福をお祈りいたします。
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地震発生から現在までの復興の様子が写真で紹介されていました。が、復興はまだまだといったところでしょうか。
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Manchester Streetにあるメキシコ料理店。そこから北に歩きましたが、付近の建物は地震の爪痕がくっきりと残っており、改めて地震の大きさを実感します。
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Gloucester Streetにあるランデブーホテル。2010年にできたこのPacific Towerはクライストチャーチで最も高いビルで、耐震設計がなされていて地震の被害を受けなかったそうです。
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そのまま「New Regent Street(ニューリージェントストリート)」へ。



1930年代にできたSpanish Mission建築様式の建物が並びます。お土産屋さん、おしゃれなカフェやレストランがあり、日中は道路をトラムが走ります。
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お土産屋さん。土曜日の夕方、その他の店も人はあまりおらず、ちょっと寂しい雰囲気でした。
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2階にある出入口?ヨーロッパの雰囲気を醸し出します。
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Armagh Streetに出たら西へ。壁の隙間から見た風景。どんなビルがあったのか?
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Colombo Streetとの交差点。この建物の奥は更地になっていました。地震発生前は大きなビルがあったかと。
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Colombo Streetを南に進むと、クライストチャーチ大聖堂に出ます。



そこには大聖堂の無残な姿が。地震で北側にあった尖塔部分が崩壊、今は取り壊されています。Googleの地図では地震前の写真が掲載されていて、当時の大聖堂の様子をうかがい知ることができます。
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Cathedral Square側へ。この先から、建物内部の様子を見ることが可能。

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地震で建物が崩壊するのを防ぐために取り付けられた鉄骨の支え。建物のダメージのひどさが想像されます。結局、建物は解体されることになりました。
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地震前の様子を紹介する写真。
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ニュージーランドの自然を紹介する写真展も開催されていました。
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大聖堂を南側から。
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「これらの石が永遠に消えない愛を語る」
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Heritage Christchurch。ホテルです。
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そこにやってきた「Beercycle」。乗った人全員で自転車のペダルをこぎながらビールを飲むことができる移動屋台、って感じ。夏なら汗だくになったら即ビールが補給できる優れもの?(笑)
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ホテルの前にやってきたレストラントラム。メルボルンにあるレストラントラムに一度乗ってみたいとは思っているのですが。
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Cathedral Junctionというショッピングモール。この中をトラムが走ります。
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ここまででざっと1時間ちょっと歩きました。土曜日の夕方は、レストランなどは結構混んでいて人通りもあるのではと思ったのですが、案外閑散としていて、寂しい感じでした。

また、地震の爪痕がまだあちこちに残っていて、震災復興もかなり遅れている感じを受けました。人口400万人のニュージーランド、復興工事に携わることができる人も、そしてお金もなかなかやりくりが難しいのではないか、というのが背景にあるのではないでしょうか。

1日も早い復興を願ってやみません。


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コメント

2006年~2010年4月までクライストチャーチにある大学に通っておりました。どれも見覚えのある、懐かしい風景です。が、なんだか街全体が寂しい雰囲気になってしまったと思います。無理もないですが・・・
ちなみに私はこの市中心部にあった2階建ての古いアパートに約2年住んでおりましたが、地震の影響で倒壊したらしく2016年11月にクライストチャーチに旅行に行ったときは跡形もなく更地と化してました・・・(行かれたかはわかりませんが、アートギャラリーの道路を挟んだ向かいにありました)

投稿: はろねこ | 2019/05/24 09:58

はろねこさん

コメントありがとうございます。

そうですか!クライストチャーチに住んでいらしたんですね。地震が起きたのははろねこさんが帰国された間もなく…街の変わりようにはさぞ驚かれたかと思います。

私もそのダメージの大きさと、復興が進んでいない現状に驚きました。大聖堂の復興は、本当に険しいものだと思います。

すみません、時間の都合でアートギャラリーの方は行っていません。都会より田舎に出てしまう性分でして…。
でも、もう1回ゆっくりと訪れてみたいですね。

投稿: ぱぴるす | 2019/05/24 22:00

この記事へのコメントは終了しました。

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