JALビジネスクラス・SKY SUITE(SS7)搭乗記(JL771 成田→シドニー 2016.7.22)
チェックイン
10日間の日本滞在を無事終えて、成田空港第2ターミナルにやってきました。
ここに来ると、あーオーストラリアに帰るんだなぁ、次回はいつ日本に来れるだろう?って毎回思ってしまいます。
いつも通り、Lカウンターのファーストクラスカウンターでチェックインします(いつもとは違う角度から撮影してみましたが…いまひとつ。このLの看板をうまく撮影する方法をいつも考えてしまいます)。
HPからは5Aの席を指定できず、5Kの席を指定していました。カウンターでダメもとで5Aが空いているか聞いたところ、空いていて変更OKとのこと。
実は発券後の変更となってしまい、係員の方には二度手間をかけてしまいました。申し訳ないです。
チェックインを終了したら、特にショッピングモールに用事もないので、そのまま優先レーンから出国し、いつものようにラウンジでくつろぎます。
ファーストラウンジ
まずはサテライトラウンジに向かいます。サテライトラウンジは本館ラウンジより空いていますが、それでも、夕方4時半を過ぎると北米行きの便のお客さんでシャワー、マッサージが順番待ちになってしまうので、出発が夜7時半と遅いにもかかわらず、4時頃までにはラウンジに着くようにしています。
そうすると、ラウンジで軽く食事をしても機内食がサーブされる夜9時頃までには時間も経ち、お腹もすいて普通に食事をいただくこともできます。
まずはシャワーを浴びてからマッサージサービスを受け、リラックスしたところで、いつものローランペリエをいただきます。
ペリエと撮るおなじみのショット。今回は「F」ではなく「C」です。
ダイニングで、おなじみのJAL特製カレーをいただくもの恒例です。どうしても日本を離れる前にこのカレーを食べたくなってしまいます。
中華にも手を出してしまいました。なかなかおいしいです。
この時点で夕方5時。本館のファーストラウンジに移ります。
途中の通路から写した鶴丸勢ぞろい。過去に羽田国内線第二ターミナルでANAの似たような絵を写したことがあるのですが、そちらのほうができがよかったかと。
この手の写真は、各鶴丸がバランスよく配置されるのがいいのですが、それは各機体の大きさに大きく左右されてしまうので、なかなか難しく、ほとんど運です。
今回の写真は一番奥が777-300ERでお尻が出てしまっています。これが767や787だといい感じに鶴丸が並んで撮れたかと。
ファーストラウンジで少しだけお寿司をいただこうと、寿司バーのカウンターへ。
板さんが暇だったのか、たくさん食べて行って、と促されてたくさん握っていただけました。ここまではちょっと多いのですが、せっかくの好意なのでいただきます。確かに、オーストラリアではここまでのお寿司は食べられませんから、貴重といえば貴重です。
夕方6時を過ぎるとラウンジも静かになります。この静かな時間を一時過ごすと、771便の出発時刻になります。
搭乗
こちらが本日の搭乗機、ボーイング777-300ER。
すでにビジネスクラスの終了しており、エコノミーの方の搭乗を少し遮らせていただいて搭乗します。
いつもの看板。今日は右に進みます。
こちらが5Aの席。夜行便は引っ込んだ窓側が静かでいいかと。
ただ、5列目は1列しかないので、通路側でも足音はあまり気にならない感じがします。この辺は9月の搭乗で確かめてみます(アップグレードで5Dを確保済み)。
これまでの経験から、窓側で寝具のエアウィーブを使う予定がある場合は、出発前に寝具セットを上部の棚から下しておくのがベスト。ちょうど通路側の席の真上に棚があり、深夜に取り出すのは、物を落とさないかヒヤヒヤもの。ガチャガチャ音もして迷惑ですし。
この後、行きのファーストクラスでいただいたスエットの上だけを着替えさせていただき、上着を預かっていただきます。鶴丸マークが入ったファーストクラスのスエットを着ていると、CAさんも通常より気づかいしていただけている気がするのですが…気のせい?
ウェルカムドリンクをいただいて出発前のひと時を過ごします。
夕食(食事サービス)
離陸後シートベルト着用サインが消えて夕食がサーブされます。
この日のビジネスクラスは満席で、サーブに少し時間がかかっていました。ビジネスクラスが満席だと、CAさんは他のクラスより非常に忙しくなると聞いたことがあります。
トレイで一気にサーブするエコノミーより手間がかかり、CAさんの担当人数も多いので、大変なのもうなずけます。このようなときはエンターテイメントを楽しみながら気長に過ごすのが一番です。
この日は洋食をチョイス。日本にいた10日間はどこに行っても「オーストラリアではなかなか食べられないでしょうから」と日本食ばかりだったので、洋食が恋しくなっていました。というより、ワインが飲みたくて仕方なかったのですが(笑)
アミューズ・ブーシュ。「胡麻豆腐、カリフラワーとトリュフのカルボナーラ」。リースリングでいただきます。
オードブル。「オマール海老のカプレーゼ」。ワインはシャルドネ。
メイン。「アスパラガスのリゾットと和牛サーロインのステーキ」。和牛がすごく柔らかかったのが印象的でした。いつも赤身のオージービーフばかりだから?ボルドーの赤ワインでいただきました。
もうこの時点で日本時間の11時近く。ということで、いつものチーズプレートはやめにして、デザートをいただき、寝酒のウイスキーを一杯いただいて就寝しました。
このとき、ファーストクラスのライトは暗くなっていたので…ビジネスクラスのサーブが大変だったのがうかがえます。
デザートは「フルーツカクテル」。メニューにはミントのムースとありましたが…どこ?
朝食
シドニー到着は朝6時10分。よって、朝食を含むアラカルトメニューは到着1時間半前までオーダー可能というアナウンスだったので、朝4時40分までオーダー可能ということに。
さすがに疲れもあり、ゆっくり寝たかったので朝食はパスするつもりで寝ていました。
到着1時間前の朝5時過ぎ起床(いつも5時起きなので、体内時計は正確です(笑))。CAさんが私の目覚めに気づき、飲み物のオーダーを取りに来ていただいたので、オレンジジュースをリクエスト。機内で乾いた喉の目覚めの一杯には最高です。
オレンジジュースを持ってきていただいた時に「朝食はいかがですか?」と。実は起きてすぐトイレに立った時に、ギャレーはすでに半分以上片付け状態だったのを知っていたので、まさか朝食を勧めていただけるとは思っていませんでした。
「まだ大丈夫ですか?」の質問に「大丈夫です」の快い返事。気づかいありがとうござます。フミコの和食をおいしくいただきました。「帆立の白昆布〆と赤雲丹」は非常においしかったです。朝から雲丹が食べられるなんて…。オーストラリアでは無理です。
到着
定刻、シドニー到着は25番スポット…10日前にファーストクラスに搭乗したスポットと同じです。このスポットは搭乗橋が1本しかなく、機体の前中、ビジネスクラス5列目の後ろのドアに搭乗橋が付きます。
なので、ファーストクラスの方がいらっしゃるのに、どうしても手前にいるビジネスクラスのお客さんが先に降りることに…。この日もそうでした。
このあたり、実はANAはしっかりしていて、このようなときは、ビジネスクラスのお客さんをCAさんがコントロールして、必ずファーストクラスのお客さんを先に降ろすようです。私もサンフランシスコで一度経験しています。
搭乗を終えて
シドニー行きの夜行便はやはりビジネスクラスで十分かと。これが欧米線並みの搭乗時間になるとまた違うのでしょう。
また、ファーストクラス客を優先する姿勢ももう少ししっかりとした方がいい気がしました。10日前にファーストクラスに搭乗した際も、搭乗時はビジネスクラスの列の後ろに一緒に並ぶように言われましたし(ファーストクラスの列の案内もなし)、この日の降機もファーストクラスの客が先に降機してしかるべきかと思います。
このあたりのサービスの向上、差別化は必要なのではないかと思いました。
一方で、食事の内容は確実に良くなっていますし、地上係員からCAさんまで、お客さんに対してもよく気づかいが行き届いていた感があります。
ANAとの差は少しずつ埋まっている感じがしますが、先に書いたように、あと一押し、が必要かと。その一押しが実はとても難しいことなのかもしれません。
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