Great Alpine Road (グレートアルパインロード) の旅 - その8 Bright~The Cross
Southern Cross Spur(標高1170m)にて
Brightを出てから、急勾配、急カーブの山道をゆっくりと登っていくと、標高1000m付近から山火事の跡の景色に囲まれ始めます。
標高1170mのSouthern Cross Spur(サザンクロススプール)では、Great Alpine Roadと山火事の歴史を学ぶことができるスポットがあります。
メインの道から左わきに休憩所があり、Great Alpine Roadと山火事の歴史を説明するボードが設置してありました。古くは1939年1月13日の山火事、最近では2003年の山火事が特にひどかったと記載されていました。その昔から山火事との戦いだったようです。
周囲も木の根元が焦げた木々で覆われていて、山火事のすさまじさを物語っています。
Star Extended Spur(標高1320m)
Southern Cross Spurを離れ、さらに標高が高くなると、再生もできていない木々が増え始めます。写真は標高1320mのStar Extended Spur(スターエクステンディッドスプール)。
周囲に緑はほとんどない状況。
ここが緑だったときはどんな景色だったのか…アメリカのセントヘレンス火山を訪れた時の風景とよく似ています。
Renes Lookout(標高1589m)
標高が1600m近くなると、冬でもかなり雪が積もるそうです。標高1589mのRenes Lookoutから咲は、雪に埋もれた際に路肩を示すポールが立ち始めます。北海道の峠を思い出します。
こちらは標高1614mのMt Blowhard(ブローハード山)。切り立った崖と岩が印象的。
Danny's Lookout(1705m)
標高1705mにあるDanny's Lookout(ダニーズルックアウト)は、開けた場所でビクトリアアルプスの山々を遠く望むことができます。
ビクトリアアルプスの山々。山火事の跡が痛々しいです。
これも山火事の跡でしょうか。でも素敵なモニュメントにも見えます。
道はさらに上に続きます。オープンカーがうらやましい…
最高峰のThe Cross(標高1845m)へ
途中、Mt Feathertop(フェザートップ山)へのトレッキングコース入口があり、たくさんの車が止まっていました。イースター休暇ということで多くの人がトレッキングを楽しんでいるようでした。
道しるべ。昔はこれが頼りだったのでしょうか。
更に進むと、Great Alpine Roadの最高峰、「The Cross」に到着。ここはオーストラリアの一般道でも最も標高が高いところになります。でも、その割にはあまり特徴がない場所で、ちょっとがっかり。
この日は非常に天気がよく、車の窓を開けてのんびりドライブを楽しむことができました。オープンカーやバイクでドライブを楽しんでいる人も数多く見かけましたが、同じように風を切って走ってみたいものです。
びっくりしたのはスケートボードに乗って、このThe Crossから私が上がってきた道をBrightに向けて滑降していた少年グループがいたこと。ヘルメットをかぶって滑降していく姿を見たときは、唖然としてしまいました。日本とはスケールも、考え方も違います。
次回は最終回、Bairnsdale(バーンズデール)までを紹介します。
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