Great Alpine Road (グレートアルパインロード) の旅 - その1 Wangarattaの街
ビクトリア州の「Great Ocean Road(グレートオーシャンロード)」は、海辺を走るドライブウェイとして、その素晴らしい景観から非常に有名ですが、ビクトリア州には、もう1つ、「Great Alpine Road(グレートアルパインロード)」という、山岳地帯の景観を楽しみながら走ることができるドライブウェイがあります。
ビクトリア州の北東部のWangaratta(ワンガラッタ)から南東部のBairnsdale(バーンズデール)までの約300kmの道がそれです(下の地図の青線)
先週のイースター休暇を利用して、北部のWangarattaから南部のBairnsdaleまでをのんびりとドライブしてきました。その時の様子を、今回から何回かにわたってご紹介します。
今回は、Gread Alpine Roadの北の玄関、Wangarattaの様子を紹介します。
メルボルンからワンガラッタ(Wangaratta)まで
WangarattaはメルボルンからフリーウェイM31を2時間半ほど走ったところにあります。
M31はそのまままっすぐ走るとシドニーにたどり着くことができる道。ビクトリア州とニューサウスウェールズ州の州境にほど近いところにWangarattaの街はあります。
M31は、メルボルンとシドニーを結ぶ大動脈で、途中に数か所、日本の高速道路にあるようなサービスエリアがあり、そこで休憩をとりながら走ることができます。
ただ、メルボルンを出てすぐ牧場の風景に変わり、それが延々と続くので、ドライブ自体は退屈であまり楽しくはありません。居眠り注意です。
Wangarattaの街
Wangarattaは周辺を合わせて人口3万人弱の小さな街です。周辺にはMilawa(ミラワ)、King valley(キングバレー)といったワインの名産地が広がります。また、毎年10月にはジャズフェスティバルが開催されます。
Wangarattaには3月26日(土)のお昼過ぎに到着しました。2013年にAustralian Tidy Town(こざっぱりときれいな街)に選ばれた街とのこと。たしかに、小ぎれい、という、英語でいう「Tidy」な街でした。
初めて訪れる街で私が必ず訪れるのは、街のインフォメーションセンター。ここに行けば、地図や観光地の案内、ホテルの案内、レストランの情報など、欲しい情報がたいていそろいます。係員の方に尋ねれば、細かいことを教えてもらますし、無料のパンフレットも数多くあるので、とても重宝します。
人口が多い主要な街や、観光地にはかならずインフォメーションセンターがあります。フリーウェイを走っていて、インフォメーションセンターがある街には「i」の看板がついているので分かりやすいです。
Wangarattaのインフォメーションセンターは、街の真ん中にありました。なかなかレトロな作りです。ここで、ワイナリーの情報を仕入れました。
このあと、ワイナリーを3軒訪問。その時の様子は、また改めて。
夕方、ホテルにチェックインした後、ふらっと街に出てみました。
イースター休暇の土曜日ということもあり、店は夕方5時にはほとんどが閉まっていました。人影もまばら。「ゴーストタウン」という感じでしょうか。
車もまばらで…インフォメーションセンターを訪問した時はまだ人も多くて活気があったのですが、それとの落差が大きく、ちょっと面食らってしまいました。
Wangaratta駅
せっかくなので、Wangaratta駅に行ってみました。これが駅?という外観。
駅の入り口もとても殺風景。日本の駅舎のイメージとだいぶかけ離れています。
日本のローカル線同様、この駅もかつての活気の気配を残しつつ、どこか寂しい感じでした。ビクトリア州の都市郊外の駅は、どこもこんな感じがします。
ちょうどメルボルン行の最終列車が到着しました。
結構人の乗り降りがありました。
このあと、街中のレストランを探したのですが、イースター休暇ということもあり、中華料理レストランが1軒営業しているのみで、結局スーパーで食事を調達するしかありませんでした。その時の様子はまた。
次回は、訪れたワイナリーの紹介をします。
<関連HP>
Rural City of Wangaratta(Wangaratta City公式サイト)
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