« Heathcote Wine Hub(ヒースコート ワインハブ) | トップページ | カンタス航空国内線搭乗記(QF434 メルボルン→シドニー 2016.2.27) »

2016/02/25

Munari Wines (ムナリワイン)

最近何回か通うようになった、Heathcote(ヒースコート)にあるMunari Wines(ムナリワイン)をご紹介します。

Heathcoteと言えば、私の中ではSanguine Estate(サングイーンエステート)がナンバーワンなのですが、先日オーナーであるトニーさんに、お勧めのワイナリーをいくつか紹介いただきました。その中の一つがこの「Munari Wine(ムナリワイン)」です。

Img_1130_1024x683

最初に紹介を受けてから数回訪問したのですが、Sanguineとはまた異なる力強くおいしいシラーズに出会うことができました。

Cellar Door

Sanguine Estateから、ハイウェイB75を北に5分ほど走ると左手に門が見えます。ちょうど、Flynn's Wine(フリンズワイン)に行く途中になります。
Img_1139_1024x683


門から車をさらに奥に進めると、Cellar Doorがあります。ちょっと古い建物ですが、ワイナリーらしいいい感じです。
Img_1135_1024x683


オーナーのエードリアンさんの住居は隣に別棟になっているので、Cellar Doorが不在の場合は呼び鈴を押す必要があります。ただ、人懐っこい犬が出迎えてくれ、それを見たエードリアンさんか奥様がCellar Doorに出てきていただけるので、呼び鈴はあまり活躍していないかもしれません。


アンティークな雰囲気で試飲が可能

内部は建物の外観同様、アンティークな雰囲気です。
写真は建物奥から入口を見たもの。向かって左手のカウンターで試飲します。
Img_1132_1024x683


奥にはアンティークの調度品とともに、ムナリワインのビンテージ物が展示してありました。
Img_1129_1024x683


テーブルの上の燭台が、またいい雰囲気づくりに一役買っています。
Img_1131_1024x683


作り手さんの意気込みが感じられる素晴らしいワイン

さて、ワインの方ですが、これがまた素晴らしいワイン。
お勧めは写真右のSchoolhouse Red。シラーズにヴィオニエが数パーセント混ぜてあり、シラーズの力強さに加え、香りを楽しむことができます。
特に現在リリースされている2014年ものは、3つもの賞を取った素晴らしい出来。値段が1本45ドルとお高めですが味は確か。
また、写真中のLady Pass ShirazはJames Hallidayで95ポイントを獲得。こちらは30ドルとリーズナブル。
私個人はIndia Redのカベルネが、香り、味ともにバランスが取れていていいと感じました。
Img_6992_1024x683


ラベルなしの格安メルロー

その他ラベルのないメルローが1本8ドル、ダースだと1本6ドルで大放出中。
聞くと、自分の畑でブレンディング用にメルローを栽培しているが、ブレンドされなかったものをメルロー単品でワインにしているとのこと。
ただ、オーストラリアではメルロー単品は人気がないため、安く販売しているそうです。下の写真の右にあるラベルなしボトルがそれ。
飲んでみると、味はメルローではなく、むしろ限りなくシラーズに近い感じ。スパイシーなメルローとでも言ったらよいでしょうか。エードリアンさんは、それがこの土地の味なんだと説明してくれました。
Img_2079_1024x683


過去にとらわれないワインづくり

オーナーのエードリアンさんは、その土地と気候にあったさまざまなブドウを育て、そして過去の概念にとらわれることなくワインづくりに励んでいるとのこと。
伺うと、あまり聞いたことがない種類のブドウも手掛けているようで、それをうまくブレンドして素晴らしいワインを生み出しているのだと感じました。

アンティークな雰囲気の中で、気さくなエードリアンさんと会話をしながらの試飲は、非常に印象に残るものでした。

<参考> Munari WinesのHP

|

« Heathcote Wine Hub(ヒースコート ワインハブ) | トップページ | カンタス航空国内線搭乗記(QF434 メルボルン→シドニー 2016.2.27) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。