読書のススメ
アメリカに来てからの日常生活で大きく変わったことの一つに、
日本にいるときよりも本を読むようになったことがある。
本と言っても雑誌ではなくて、小説とかエッセーとか。
午前中はCollegeで英語の勉強、午後から仕事、夜も英語の勉強と
とても忙しい最中に一体いつ読んでいるのか?
実は風呂に入るときに読書をするようになった。
かつて、知り合いの女性が
風呂に入るときに本を読むって言うのを思い出して実行してみたのだけど、
これがまたなかなかいい感じ。
実はアメリカのお風呂は写真のように湯船が浅い。
湯船に浸かるという習慣はなく、シャワーが基本だからこその設計。
しかもこちらの人は朝にシャワーを浴びてから仕事に行く。
一方日本人は夜に一日の疲れを癒すのに湯船に浸かる。
写真を見ると、湯船の上部が隣のトイレの便器と同じくらいなのがわかる。
湯船の中が掘り下げられていることはないから床面も一緒。
湯船に浸かろうとすれば寝転がるしかない。
ところが、この寝転がるという姿勢が
本を読むのには最適だということが分かった。
肩まで浸かるために寝転がると膝をちょっとだけ曲げることになるので、
時間が経つと姿勢を変えて膝を湯船につけたりする必要はあるけれど、
本を読むのにはさほど影響がない。
はじめのうちはシャワーばかりだったのだけど、
やはり湯船に浸かりたくなって、寝転がるようになってから同時に本を読み始めた。
湯船に使って毎日15~20分ほど読むようにしている。
1日の疲れを癒しながら本を読むことで、更に癒されているような気がする。
これまでに読み終えたのは文庫本3冊。
小説、エッセーとジャンルはいろいろ。
これまで本を読むなんて習慣が殆どなかった自分が読むので、
アタリ・ハズレはあるけれど、
基本的には興味を持ったものを読むようにしているので、
例えハズレでも、最後まで読むように心がけている。
本を読んで思うのは、今まで自分の見えなかった部分が見えてくるようになること。
海外で苦労をすると、それだけで新たな自分が見えてくるといわれるけれど、
今だからこそ新しい自分を発見することをしなければならないはずで、
そのためには本を読むことは大事なことなんじゃないかって思っている。
本の仕入先がSeattleの紀伊国屋で、国内より割高なのが玉に瑕だけど、
それをカバーするだけの価値があることをしていると思っている。
1年半の間にどれだけの本にめぐり合い、新たな自分を発見できるか?
あと17ヶ月、楽しみにしている。
ちなみに今読んでいるのは乃南アサさんの「二十四時」・。
エッセーだけど、とても共感できる部分が多い。
その他、今まで読んだ本の感想はまた後日改めて。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント